ニキビとは、皮脂腺の慢性的な炎症です。
通常、皮脂腺から分泌された皮脂は、毛穴から排出されるのですが、何らかの原因で角質が増殖したりすると皮脂が排出しきれずに毛穴が詰まってしまいます。
詰まった皮脂が酸化され、アクネ菌が繁殖し、さらに炎症が悪化した状態がニキビです。
ニキビは、白ニキビ→黒ニキビ→赤ニキビ→黄ニキビというように進行します。
「赤ニキビ」を発症すると、赤くはれ上がった状態が数日間は続き、治りにくいともいわれています。
さらに「黄ニキビ」になると、膿をもって化膿したニキビの最終段階になります。
大人ニキビの最終段階である黄ニキビは、炎症が治まった後もクレーターや赤み、シミのように見える色素沈着といった跡が残ってしまいます。
さて、そのニキビ治療として様々な薬やレーザー治療などがあります。
一般的な 一般的な皮膚科で治療可能なのは軽症ニキビです。
炎症がある程度進んでしまうと、難しくなります。
そうなると高額なレーザー治療などを利用するしかなくなります。
その前に一度低用量ピルでの治療を試してみるとよいでしょう。
ただし、低用量ピルの副作用として、ニキビが増える・・・という症状があらわれる場合があります。
これは、ピルであれば何でも効くわけではなく、ピルの種類によってはニキビが悪化することもあるわけです。
ニキビ治療に効果がある低用量ピルは、トリキュラー、マーベロン、ヤーズそしてダイアンです。
飲み方は、生理痛緩和や避妊目的で飲む場合と同じで、生理初日から毎日1錠を21日間服用します。
ダイアンのように21錠入りの場合は、その後7日間を休薬期間とし、29日目から2シートを同様に服用します。
トリキュラーなど28錠入りであれば、実薬を21日服用した後、偽薬(プラセボ錠)が7錠あるので、それを1錠ずつ7日間服用し、29日目から2シートに移ります。
体質的にどのピルが合うかは、実際に飲んでみないとわかりませんが、ある程度重度になってしまったニキビでも治ることも期待できますので、ぜひ、試してみてください。
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