つらい花粉症のシーズンになりました。

耳鼻科などを受診すると「抗ヒスタミン薬」を処方されます。
「抗ヒスタミン薬」とは花粉症によるくしゃみ、鼻水、目のかゆみをはじめ、蕁麻疹などのアレルギー症状をおさえる薬です。

主にザイザル、アレグラ、アレロックなどの薬があります。
またこれらには後発品であるジェネリック商品も販売されています。

いずれも抗ヒスタミン薬ではありますが、それぞれ少しずつ違いがあります。

ザイザルの成分と特徴

ザイザルは、2010年にグラクソ・スミスクライン株式会社より販売されています。
第二世代の抗ヒスタミン薬で、作用時間が長く1日1回服用するだけで済む薬です。
鼻水、くしゃみ、湿疹、かゆみなどのアレルギー症状を抑えます。

「ジルテック(成分:セチリジン)」を改良した薬です。
ジルテックは、構造が同じで立体の形が異なる2種類のセチリジンが入った薬で、構造は同じですが左右対称に出来ていて同じ方向にぴったりと合わせることができません。
薬として効果があるのは片方だけであったことがわかり、その効果がある片方だけを取り出したのがザイザルになります。
ジルテックも効果が良く副作用の面で問題ない薬ですが、ザイザルはそれの改良版ということですのでより効果に優れているといえます。
ザイザルには甘い液体のシロップ剤もあるため、生後6カ月の赤ちゃんから使用できる薬です。

ザイザルの成分

レボセチリジン塩酸塩

ザイザルの副作用

副作用の面でも改良された良い薬ですが、眠気をはじめとした抗ヒスタミン薬としての副作用には注意が必要です。

アレロックの成分と特徴

第二世代の抗ヒスタミン薬で、花粉症による各症状を緩和させるだけではなく、蕁麻疹や皮膚のかゆみにも使用されます。
2歳から使用でき、1日2回服用します。
アレロックの主な作用は、ヒスタミンを体内で働かせないようにすることですが、そもそも花粉が侵入してもヒスタミンを出させない抗アレルギー作用も持ち合わせています。

アレロックの成分

オロパタジン塩酸塩

アレロックの副作用

眠気、口の渇き、頭痛、倦怠感といった抗ヒスタミン剤特有の症状があらわれることもあります。

アレグラの成分と特徴

アレグラもアレロック同様、第二世代の抗ヒスタミン薬で、花粉症による各症状を緩和させるだけではなく、蕁麻疹や皮膚のかゆみにも使用されます。
2歳から使用でき、1日2回服用します。
アレグラは、他の抗ヒスタミン薬に比べて副作用は少なくリスクが低いため、市販薬としても発売されている数少ない第二世代の抗ヒスタミン薬です。

アレグラの成分

フェキソフェナジン塩酸塩

アレグラの副作用

アレロック同様に眠気など抗ヒスタミン剤特有の症状があらわれることもありますが、服用中は自動車の運転にはしない等の記載は、アレグラにはありません。


副作用が心配されますが、効果が高いのはアレロックです。
一方で効果はマイルドだけど副作用のリスクが低いのはアレグラです。
1日1回の服用であること、1日当たりの価格が安く効果が高い上に副作用のリスクがそれほど高くないのがザイザルです。

ただし、薬の効果や副作用は個々の体質によっても違いますので、実際に服用してみないことには明確なことはわかりません。

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