痛風とは体内で尿酸が過剰になると関節にたまって結晶化し、炎症を引き起こして腫れや痛みを生じる病気で、暴飲暴食したり美味しいものを食べすぎたりすると誰でもなり得る生活習慣病の一つです。
高尿酸血症とは、血液中の尿酸の濃度を示した血清尿酸値が、7.0mg/dLを超えている状態と定義されています。
一方、痛風は体内の尿酸が過剰になった状態が続き、足の関節などに尿酸の結晶が沈着して、関節に激しい炎症が急激に発症する病気のことです。
尿のpHが5.5以下になることを酸性尿といいます。
さて、痛風や高尿酸血症の治療薬には、フェブリク錠、アロプリノール錠などがあります。
フェブリク錠
フェブタズは、先発品フェブリクのジェネリック医薬品で、主成分フェブキソスタットの働きにより、尿酸の生成を抑制する薬剤です。
痛風、高尿酸血症の治療に使用されています。
フェブキソスタットは、尿酸の生成に必要な酵素であるキサンチンオキシダーゼを阻害し、尿酸の合成を抑えることにより尿酸値を低下させる薬剤です。
フェブリク錠の飲み方
フェブタズ40mg
通常、成人にはフェブキソスタットとして1日10mg(0.25錠)より開始し、1日1回経口投与してください。
その後は血中尿酸値を確認しながら必要に応じて徐々に増量してください。
維持量は通常1日1回40mg(1錠)で、患者の状態に応じて適宜増減しますが、最大投与量は1日1回60mg(1.5錠)とします。
初めから1日1回40mg(1錠)で続けると、服用量が多すぎた場合、急に尿酸値が下がり、痛風発作に見舞われることがあります。
1ヶ月ほどは1日10mg(0.25錠)より開始し、徐々に尿酸値を下げ、それから通常1日1回40mg(1錠)に増やすのがよいでしょう。
アロプリノール錠
アロプリノール錠は先発品「ザイロリック錠」のジェネリック医薬品で、有効成分アロプリノールの働きにより、尿酸の生成を抑制する高尿酸血症治療剤です。
アロプリノールはプリン体(核酸)と類似の構造を持つ成分であり、プリン体から尿酸を作る酵素(キサンチンオキシダーゼ)を阻害することで、尿酸値を下げます。
これにより、体のいろいろな場所(足指の関節、足首、ひざ、ひじ、手の関節など)に尿酸結晶が溜まって痛みを伴う「痛風」を抑えます。
また、抗がん剤投与による口内炎の予防として、うがい薬に用いられることがあります。
アロプリノール錠の飲み方
通常、成人は1日量アロプリノールとして200~300mg(2~3錠)を2~3回に分けて食後に服用します。
年齢、症状により適宜増減します。
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★フェブタズ(Febutaz)40mg(ジェネリックフェブリク)
★[ザイロリックジェネリック]アロプリノール(Allopurinol)100mg
★クエン酸カリウム1080mg(カリウム10meq)
痛風並びに高尿酸血症における酸性尿の改善薬。
通常成人1回463mg(540mgの場合0.86錠、1080mgの場合0.43錠)を1日3回経口投与しますが、尿検査でpH6.2~6.8の範囲に入るよう投与量を調整します。
高カリウム血症に注意してください。