ピルの種類は様々ですが、プレマリンは、卵胞ホルモン(エストロゲン)を補給する女性ホルモン剤で、更年期障害など女性特有の症状を緩和するお薬です。
エストロゲンの含有量からすると低用量ピルではなく、中用量ピルになります。
更年期障害の緩和のために婦人科で処方されるお薬です。
プレマリン錠0.625mgの成分(1錠中)
結合型エストロゲン:0.625mg
添加物として、乳糖水和物、第三リン酸カルシウム、結晶セルロース、粉末セルロース、ヒプロメロース、ステアリン酸マグネシウム、白糖、ヒドロキシプロピルセルロース、マクロゴール400、酸化チタン、ポリソルベート80、カルナウバロウなどが含まれています。
マーベロンやトリキュラーなどと違い黄体ホルモンは含まれていないため、マレフェMTFなどの黄体ホルモン剤と一緒に服用する場合もあります。
プレマリンの効果
プレマリンだけの効果としては、先に述べたように更年期障害のほかに卵巣機能不全症、機能性子宮出血改善、そして避妊目的、生理痛の改善などがあります。
プレマリンは、卵胞ホルモン(エストロゲン)が正常の量を分泌出来ない時に、補充目的で服用されることが多いピルです。
卵胞ホルモンを補充して無月経や卵巣不全を改善する効果が有ります。
その他にも、神経症状・血管運動に効果的に働き、膣の乾きや尿失禁の改善にも効果があります。
余談ですが、男性が女性化したいときにも、このピルを飲むことが多いようです。
不妊症治療として飲む場合は、単体では効果がなく、黄体機能不全による不妊症、切迫流早産、習慣性流早産などに効果があるマレフェMTFも服用する必要があります。
プレマリンは幅広く様々効果を発揮しますがその反面、服用方法をしっかり守らないと、期待する効果が得られないだけでなく、リスクも伴うことにもなりかねないため注意が必要です。
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