プレマリンの飲み方ですが、その目的によって飲み方が若干違います。

基本的には、結合型エストロゲンとして、1日0.625~1.25mgを経口投与するとあります。
プレマリンは1錠0.625mgなので、1錠から2錠毎日服用することになります。

プレマリン錠0.625mgの飲み方(卵巣機能不全症)

1日1錠~2錠を毎日服用します。

プレマリン錠0.625mgの飲み方(機能性子宮出血・老人性膣炎)

1日1錠~6錠を毎日服用します。

プレマリンの飲み方(更年期)

更年期障害とは、「更年期におこる生理的な変化のためにおこるさまざまな障害」をさします。
卵巣そのものの機能が落ち込んでしまうこと、つまりエストロゲンが出なくなることが中心となって引き起こされます。
エストロゲンは、女性としての機能を維持するために、とても多くの作用を発揮しています。
エストロゲンが不足してくると多くの障害が出現してくるわけです。
つまり、更年期症状は「エストロゲンが減ってしまうためにおこる自律神経失調症」といえます。

ホルモン補充療法(HRT)には、いくつかの方法があります。
子宮がある人は卵胞ホルモン薬と黄体ホルモン薬を併用するのが基本ですが、子宮を摘出している場合は卵胞ホルモン単独でおこないます。
とはいっても、子宮がある人でも卵胞ホルモン単独服用をすることもあります。
また、連続的に使用する方法と、休薬期間を設け周期的に用いる方法があります。
周期的投与法では、生理のような出血が起こります。
自然な生理がまだある場合と、そうでない場合、また本人の意向もふまえて投与方法が決められます。

プレマリン錠0.625mg(卵胞ホルモン)単独の飲み方

1日1錠~2錠を毎日服用します。

プレマリン錠0.625mg(卵胞ホルモン)+プロベラ錠2.5mgなど(黄体ホルモン)併用の飲み方の一例

プレマリン錠(0.625mg)1錠を21日間連続服用し、7日間休みます。
プロベラ錠(2.5mg)2錠をプレマリン服用12日目から10日間一緒に服用し、7日間休みます。
お薬を飲み終えると出血があります。

ジェネリック商品を服用する場合は、1錠あたりの量に注意してください。
プロベラ錠のジェネリック商品は10mgなので、半分にカットして5mgにします。
また海外製プロベラは5mgなので1錠服用になります。

プレマリンの飲み方(不妊)

カウフマン療法を行います。

カウフマン療法の効果

カウフマン療法中は、内服によるホルモンの作用により視床下部―下垂体系(卵巣に命令を出す器官)の機能は抑制されますので、視床下部―下垂体系と卵巣はその間休息することになります。
しかし、カウフマン療法中止後、リバウンド現象により無排卵であったケースでも排卵が期待できることもあります。

カウフマン療法は次のような場合に行われます。
第1度無月経(軽度~中等度の排卵障害)
しばしば繰り返す不正性器出血
子宮発育不全
卵巣性無月経
早発卵巣不全(早発閉経)
体重減少性無月経
体外受精・胚移植前のコンディション作り

カウフマン療法のスケジュールと具体的な服用方法

通常は3周期行った後3カ月の休みを置き反応をみます。
必要があれば更に3周期行うというような方法をとります。

カウフマン療法の処方

プレマリン(0.625mg)1錠×25日(毎月1日~25日)
プロベラ錠5mg分×12日分(毎月14日~25日)

プレマリン(0.625mg)1錠×25日(月経の5日目から開始)
プロベラ錠5mg分×12日分(月経の18日目から開始)

プレマリン(0.625mg)1錠×30日(毎月1日~30日)
プロベラ錠5mg分×12日分(毎月1日~12日)

プレマリン(0.625mg)1錠×30日(毎月1日~30日)
プロベラ錠5mg分×12日分(月経の18日目から12日間)


カウフマン療法は医師の処方に従ってください。

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