口臭って、自分では意外と気が付かないものです。
他人が気が付いたとしても、ほとんどの人は、面と向かって、
「あなた、口がくさい！」とは言わないものです。
口臭の原因は、そのほとんどが、口の中にあります。
また、全身の病気が原因のこともあります。
いくつかの要素が重なり合って起きているので、対策はなかなか難しかったりします。
口臭をなおすためには、まず口臭の原因を知っておくことが大切です。
口臭の原因
虫歯や歯周病
歯周病により、口腔内細菌により分解され、発生した物質が悪臭を放ったり、虫歯で空洞ができて、食べ物が入り食べ物が腐敗して悪臭がしたりします。
半年毎に歯科健診し、口臭予防を心がけましょう。
病気が原因
消化器系や糖尿病、肝臓病などの疾患により、臭うこともあります。
食べ物によるニオイ
ニンニク、ニラ、ネギ、たくあんなど臭いの強いものをどの食物を食べると、アリル化合物あるいはセレニウム化合物などのガスが腸を介して肺から排出され、口臭の原因になります。
舌の汚れ
口の粘膜は皮膚の垢(あか)と同じように、細胞が剥がれ落ちて、舌に白く溜まり腐敗します。
これが舌苔(ぜったい)で、口臭の6割が舌苔から発生します。
食べ物を歯できちんとかまなければ舌苔が増え、口臭の原因になります。
「かむこと」で舌をキレイにします。
膿栓・膿汁
膿栓は、のどの奥の両端にある口蓋扁桃の凹みにできた、クリーム色の塊のことで、俗に臭い玉(におい玉)といいます。
1mmから1cmまで様々な大きさがあります。
膿汁は扁桃から分泌される粘液に細菌などの死骸が混じり、膿になったもので、これが溜まると固まって膿栓になります。
膿栓は、扁桃があれば誰でも自然にできるものなのですが、口臭の原因になります。
歯磨きを丁寧にして、舌磨きもして、歯周病などがない場合、口臭の原因は膿栓かもしれません。
自分の口臭を知る
自分の口臭を簡単に知るには、きれいなコップを用意します。
コップを水平に持ち、そのなかに軽く息を吐き、2～3秒置いてから鼻を近づけてみます。
もっと正確に知りたいなら、歯科医院でハリメーターやガスクロマトグラフィーといった機器によって、客観的に測定する方法もあります。
歯磨きや舌磨きだけでは、完璧に口臭を防ぐことはできません。
膿栓を耳鼻科でとってもらったとしても、また自然にできてしまい、扁桃の凹みにたまってきて、悪臭の原因になります。
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口臭は、年齢を重ねるにつれ、どんどんひどくなってきます。
自分では気づかないだけで、周りに迷惑をかけているかもしれません！
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