エムラクリームは局所麻酔剤で1984年にスウェーデンのアストラ社より発売され、現在ではOTC薬としても承認されています。
そのひとつがラクサールクリーム(RacserCream)5%です。
ラクサールクリーム(エムラクリーム)は、即効性がある局所麻酔薬で、適用部位の神経を一時的にマヒさせ、痛みの伝達を遮断します。
二種類の局所麻酔剤(リドカイン、プリロカイン)が作用し、塗布後1時間程度で効果が現われます。
使い方としては、少量を皮膚に塗りラップで覆い、約1時間ほどしてラップをとったら、皮膚が白っぽくなり痛みを感じなくなります。
その後、1時間ほどで皮膚の色は元に戻りますが、まだ若干麻酔効果は残っています。
更に、1時間後、つまり塗布してから3時間たつと、ほぼ元の状態に戻ります。
使った感じは、クリームを塗るととピリピリします。
皮膚の色が一時的に白くなります。
麻酔効果はラップをはがしてからもしばらく(1~2時間くらい)は続きます。
2cm四方の範囲に0.4gの使用量で効果があるようです。
使い方はいろいろありますが、病院で使用する場合は、小児科など、小さなお子さんに注射するときに、このクリームを塗ってもらうと、注射するのがスムーズになるようです。
その他に、レーザー脱毛の時やダーマローラーの時に使う人が多いです。
レーザー脱毛は美容外科などで施術するわけですが、その前に自分でラクサールクリーム(エムラクリーム)を塗っていくわけです。
ダーマローラーとは、細いハリが沢山ついたローラーを使って行う肌再生治療のことです。
ローラーを肌の上でコロコロ転がし無数の穴を開け肌を刺激することによって、コラーゲンやエラスチンを生成し、肌のキメ、シワや傷跡を減少する働きをしてくれます。
こちらも美容外科で行う施術ですが、最近ではセルフダーマローラーといって、自宅でできる簡易セットが販売されています。
この時、痛みを感じないように、顔に塗布しておくわけです。
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ラクサールクリーム(RacserCream)5%