陰陵泉(いんりょうせん)は「湿」を取り除くのに効果的なツボで、五臓のなかで脾は湿邪が大の苦手で、 体に湿がたまり過ぎると、脾の働きである消化吸収 と水分代謝がうまくできなくなります。
「陰」は、陰陽の陰、ひざの下の内側にあるため、陰という字がつけられました。
「陵」は、丘のように盛り上がったところという意味で、「泉」は、気血の湧き出るところを意味します。
つまりこのツボは、膝の下の内側の筋肉の盛り上がった場所にあり、気血が湧き出るところを表しています。
陰陵泉の場所
手の親指を内くるぶしの骨の出っ張りに、人差し指を外くるぶしの骨の出っ張りに当たる様にして、 足首を手でつかみ、親指が脛の骨の内側を沿うように、 手をまっすぐ膝に向かって上に滑らせていくと、脛の骨がなだらかなカーブを描いて、膝下の内側から出っ張りはじめ、その骨が出っ張り始めた所で、親指が止まります。
そこが陰陵泉です。
陰陵泉の主な効能
膝の痛み、腹痛、下痢、食欲不振、脇腹の重苦しさ、尿量の減少、のぼせ、婦人病に効果的。
このほか、糖尿病や腰痛、湿疹、体の冷えによく効くツボ。
ツボの押し方
ちょっと押してみて痛みがあるようなら、「余分な水分がたまっていますよ」という意味。
下痢やむくみなど夏バテ状態のときに、痛みが出たりします。
痛い所にお灸をすると尚効果的です。
お灸のタイプとしては、せんねん灸と長生灸は似ていて、しっかりした台座があり、中央に2~3mm程度のもぐさ部分があります。
火をつけてしばらくは、何も感じないけれど、燃え尽きる瞬間に、キュッと熱さを感じるだけ。
せんねん灸と長生灸の温熱の違いはよくわからないけれど、長生灸はライトでもお腹や背中など、皮膚の薄い部分だと一瞬だけど少し熱い気がします。
でも、足の裏などの皮膚が厚いところでは、ライトだと熱さを感じにくいですね。
カマヤミニは台座や台紙がないので、初心者には向かないかもしれません。
長生灸やせんねん灸はもぐさの筒の径が小さいので、ツボや痛いところに1個だと効果が出にくいため2~3個はおくひつようがあります。
その点、カマヤミニは1個でも大丈夫なのでコスパがいいと思います。
でも、ひとりでお灸をする場合、背中の上のあたりにお灸をしようとしたとき、台座がしっかりしていてカラダに張り付いてくれる長生灸やせんねん灸でないとだめですね。
自分に合うものをいくつか使い分けることをお薦めします。
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