女性の悩みというと、自分のことだけではないんですよね。
欧米型の食事の影響や、親の生活習慣に対する意識の高まりの影響か、近年、高身長でスラッとした子どもが増えてきたといわれています。
そんな中だからこそ、低身長の子どもの存在が目立ってしまうんですよね。
実際 、10年前から日本人の身長は伸び悩んでいるようです。
確かに、近年の日本人は欧米人に引けを取らないほど手足が長く、スマートで背の高い人が増えてきたのですが、それは食生活が大きく変化した戦後からの高度経済成長期を中心に、2005年までのこと。
2005年からは、日本人の身長は止まり、それどころか、文部科学省の発表によると、「日本人の身長はこれ以上伸びない」だけでなく、「今後は低くなる可能性が高い」ということらしいのです。
子どもの身体的特徴は親からの遺伝が大きく影響するため、子どもの身長が将来どのくらいになるのかは、ある程度、次の計算式で求めることができるということです。
男子の場合
（父親の身長＋母親の身長＋13）÷2±9
女子の場合
（父親の身長＋母親の身長-13）÷2±8
男子の「±9」、女子の「±8」部分が、遺伝以外の要因とされていて、つまり生活習慣次第で、将来の身長の差が、男子では18cm、女子では16cmにもなるわけです。
できれば、思春期に入る前の9歳までの生活習慣に注意することで、子供の身長を伸ばせる可能性が高くなります。
カルシウム・鉄・ビタミンDを含んだサプリメント
成長期には、「カルシウム・マグネシウム・ビタミンD・タンパク質・亜鉛」の5つの栄養素を上手に摂りましょう。
これさえ食べれば身長が伸びるといった完璧な食べ物はありませんが、身長が伸びるということは骨が伸びるということです。
そのため、身長を伸ばすためには、まず骨の成長がスムーズに行われることがポイントとなります。
食事だけでは不足するこれらの栄養素を含んだサプリメント等を摂ることで、子供の身長を伸ばすことに役立ちます。
アルギニンを含んだサプリメント
国際的な研究においては、アミノ酸の1種であるアルギニンは、他のアミノ酸と比較して、最も効果的に成長ホルモンの分泌量を高める作用を発揮すると認められています。
大人の場合は、アルギニンを体内である程度合成できますが、成長段階である子供は、体内で作り出すことができません。
アルギニンが不足すると成長ホルモンの分泌が滞り、骨が成長しないため、身長アップしません。
しかし、子供がサプリメントなどでアルギニンだけを摂取しても、直接的に身長がアップすることはありません。
アルギニンは成長ホルモンの分泌量を促進することは事実ですが、身長アップにダイレクトには影響しないということです。
また、成人になったら、アルギニンを摂取しても身長アップに繋がることはありません。
以上のことから、身長を伸ばすには骨の成長が関係していること、できるだけ早い時期がよいということ、成人になってからでも可能性がないわけではありませんが、低年齢に比べるとより難しくなるということですね。
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