プロバンサイン(一般名:臭化プロパンテリン)という抗コリン薬が多汗症に効果があるとされ、唯一保険適応があるのがプロバンサインです。
抗コリン作用により消化管の収縮運動を抑え、自律神経節遮断作用により筋緊張を緩め、夜尿や多汗を改善します。
その他にも胃・十二指腸潰瘍、胃酸過多症、幽門痙攣、胃炎、腸炎、過敏大腸症(イリタブルコロン)、膵炎、胆道ジスキネジーなどの治療に用いられます。

汗が多くでてしまうのは、アセチルコリンという神経伝達物質が活発になりすぎることで起こります。
プロパンテリンという成分がこのアセチルコリンの活動を抑えることで、過剰な汗を防ぐという仕組みです。

多汗症の人が用いる場合、プロバンサインは基本的には長期に服用する薬ではなく、汗をかきたくない状況時(プレゼン、会議など)の直前に使用します。
効果があらわれるのに1時間程で、4~5時間程持続します。

即効力があり、自分のタイミングで飲めるというのが魅力です。

ただし、口渇や目の乾き・めまい、尿の出が悪くなる、腹満など副作用があり、それが原因で内服を続けられないこともあります。
継続服用して多汗症を完治させる薬ではなく、あくまでも一時的に汗を止めるために使用するという方法をとれば、副作用もそれほど気にすることはないかもしれません。

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