砂糖の種類と特徴
白砂糖
上白糖とも言い、日本国内の砂糖消費量の約半分を占めています。
さとうきびやてんさいから作られる原料糖を、洗浄・濃縮・ろ過などの製造工程を経て、不純物やミネラルを取り除き、結晶化し、最後に転化糖を加えて作られています。
グラニュー糖
さとうきびやてんさいの絞り汁を結晶化させて乾燥させたものです。
糖液をかけられていないためサラサラとした質感で、上白糖より結晶が大きいのが特徴です。
三温糖
上白糖などの結晶を取り出した糖液を煮詰めて作られます。
加熱されるためカラメルの色がつき、茶色に変化します。
黒糖やてんさい糖のように「ミネラルたっぷり」という砂糖ではありません。
白ざら糖
グラニュー糖よりさらに結晶が大きく、透き通って光沢があります。
砂糖の中でもグラニュー糖と同様に純度が高く、上品な甘さです。
中ざら糖
結晶の大きさは白ザラ糖とほぼ同じで、糖液を加熱して作られる純度が高い黄褐色の砂糖です。
粉砂糖
グラニュー糖を細かくくだいて粉状にしたものです。
氷砂糖
ゆっくりと時間をかけて結晶を大きくした、極めて純度が高い砂糖です。
黒糖
さとうきびの絞り汁をそのまま煮詰めたもので、固形または粉末状のものがあります。
ミネラルやビタミンが豊富です。
きび砂糖
日新製糖株式会社独自の砂糖の商品名で、黒糖はさとうきびの絞り汁からゴミなどを取り除き作られますが、きび砂糖は、さらに精製して作られます。
ミネラルやビタミンが豊富です。
てんさい糖
北海道で栽培されるてん菜(サトウダイコン)を原料とした砂糖です。
てん菜を原料とした砂糖の中にも上白糖やグラニュー糖はありますが、一般的には「てんさい糖」は、茶色い砂糖を指すことがほとんどです。
茶色いてんさい糖は、てん菜から上白糖やグラニュー糖を結晶化させて取り出したあとの糖液を乾燥させて作られます。
熱帯で育つさとうきびに比べ、身体を温める作用があると言われます。
ミネラル分を除去せずに作るのでミネラルも豊富で、さらにオリゴ糖も含まれるので腸内環境を整える働きもあります。
白い砂糖は体に悪い?
「白い砂糖は漂白している」「白い砂糖より三温糖の方が健康に良い」は間違いです!
「白い砂糖はカラダに悪く、茶色い砂糖はカラダに良い」……などと言われたりしていますが、上記のように、白い砂糖と茶色い砂糖の違いは製法であり、それ以外に大きな違いはありません。
問題なのは砂糖をとり過ぎた場合で、砂糖を多く使ったものをたくさん食べることで食事が乱れ、必要な栄養素が不足して体温に影響する可能性はあります。
白い砂糖、茶色い砂糖ともにとり過ぎは健康への影響が大きいものです。
ちなみに私は、てんさい糖の上白糖を使っています。
20kgまとめ買いすると価格もある程度安くなるので、普段の料理やお菓子作り、紅茶を飲むとき、果実酒にも氷砂糖ではなくてんさい糖を使います。
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