デリケートゾーン(フェミニンゾーン)は、常在菌の自浄作用により弱酸性の状態をキープし、雑菌などの発生を抑えています。
カラダを洗うボディーソープなどでゴシゴシ洗ってしまうと、常在菌も殺してしまい、逆ににおいやかゆみが発生してしまいます。
また、ナイロンタオル等でゴシゴシ洗っても、刺激によって黒ずみが増すこともあります。

デリケートゾーンは優しく泡立てた弱酸性の専用石鹸で軽く洗う程度で、綺麗に清浄でき、黒ずみの原因となる古い角質や毛穴の汚れも取り除くことが可能です。

そのためには、専用石鹸を使い、「洗い方」にも注意しなければなりません。
石鹸は固形でも液体でもかまいませんが、ハーブ配合のジャムウソープなどデリケートゾーン専用の石鹸を使い、泡立てネットなどを使ってしっかり泡立ててから肌を洗うようにします。
そもそも、石鹸は泡立てることで、肌の汚れを落とすことができますので、デリケートゾーンを洗う時には、肌の刺激にならない「泡パック」による洗浄方法で毎日ケアすることをおすすめします。

陰毛が多い方の場合、デリケートゾーンが洗いにくかったり、洗い方が不十分になったりする可能性があります。
汚れがこびりついたまま残ったり、臭いや湿気がこもりやすくなるため不衛生になりがちです。
そこでまず、適度な短さに陰毛をカットしておきましょう。

フェミニンゾーン

フェミニンゾーンの洗い方(泡パック)

石鹸を泡立てネットで十分に泡立てる

泡立てネットを使い水またはお湯で、キメ細かいフワフワの泡になるまで、よく泡立てます。

指を使って泡を「前から後ろへ」

タオルなどは使わずに、泡立てた泡を指で丁寧にデリケートゾーンに優しく乗せるように塗ります。
陰毛のあとは陰核、性器部分から肛門へ、という順番に泡をのせます。

2分以内が目安

デリケートゾーンに乗せる時間は、最長で2分間そのままの状態にして泡パックをします。
2分以上、放置してしまうと肌に必要な成分も吸着してしまうため、2分以内を目安にするようにしてください。

月経の時は、念入りに洗いたくなるかもしれませんが、泡を軽く押すだけでも洗浄力は高まります。
絶対にこすらずに、泡を押すようにしてしてください。
また、膣の中までは洗わないでください。
女性の膣には自ら酸性を保ち、善玉菌を育て、悪玉菌を寄せ付けないという自浄作用があります。
無理に膣の中まで洗ってしまうと膣内のpH環境が崩れ、雑菌に感染しやすくなるなど逆効果になります。

ぬるま湯で優しく洗い流す

熱いお湯だと刺激が強すぎてしまいます。
シャワーのお湯はぬるめの設定で、泡が残らないように綺麗にすすぎます。

泡パックだけでは、物足りなさを感じることもあるかもしれませんが、デリケートゾーンは、泡パックだけでも十分に清潔に保てますし、黒ずみ対策だけでなく、健康な肌の状態を保つことができます。

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