ハイドロキノンは、肌の漂白剤と呼ばれ、シミの原因であるメラニン色素の産生を抑えるだけでなく、メラニン色素をつくる細胞(メラノサイト)そのものを減少させる成分です。

シミを予防するため色々な美白成分が配合されたコスメがあり、その中でも有名な成分としてビタミンCやプラセンタなどがありますが、ハイドロキノンはそれら美白成分の10~100倍の効果があると言われています。
また、ビタミンCやプラセンタなどの美白成分は、シミの予防に役立ちますが、ハイドロキノンは予防するだけでなく、皮膚に沈着したメラニン色素にまで働きかけることから、とても魅力的な成分です。

ただ、その効果が高いことから、副作用などの危険性もあるので、使用には十分注意する必要があります。

2001年の薬事法改正により、医療機関でしか手に入れられなかったハイドロキノンが、手軽に入手することが出来るようになりました。

一般的に販売されているハイドロキノンクリームは、1~5%くらいの濃度ですが、濃度が高いからといって効果が期待できるというわけではありません。

ハイドロキノンを使う時の注意

日焼けしやすい

ハイドロキノン使用時は、とても紫外線の影響を受けやすい状態となります。
必ず日焼け止めをつけ、極力紫外線から肌を守りましょう。

酸化しやすい

ハイドロキノンが化粧品に配合されている場合は、開封後はできるだけ冷暗所に保管し、1ヶ月程度で使い切るようにしましょう。
黄色に酸化した製品を使い続けると肌に異常を起こす場合があるので、変色したクリームを使うのはやめましょう。

濃度

濃度が高い分、肌への刺激も強くなります。
個人差がありますが、一般的に1~4%程度の濃度であれば、肌に大きな負担をかけず使用できるとされています。

妊娠中・授乳中はNG

妊娠中、授乳中の方は残念ながらハイドロキノン、トレチノインは使うことが出来ません。

ハイドロキノンの使い方

ハイドロキノンの使い方は、←のページを参考にしてください。

 

さて、肘の黒ずみの原因は、「摩擦」 「刺激」 「圧力」にあると先日の記事「肘の黒ずみを改善するクリーム」に書きました。

 

ハイドロキノンは、メラニン色素に対して有効であるため、肘の黒ずみには適さないのでは?

そうなんですよね。

そのあたり微妙なところですが、肘の黒ずみの原因にメラニン色素が全く関係していないというわけではないので、ある程度の効果があるともいえます。

ただし、肌への刺激が強いという副作用の心配もあるため、ハイドロキノンに匹敵する成分「ビサボロール」配合のこちらのクリームがおすすめです。

ハイドロキノンに匹敵「ビサボロール」、トラネキサム酸など5つの美白成分配合
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